目的別消費電力量を抑えた微粉砕・分散
乾式+湿式ビーズミルの組み合わせによるエコ粉砕
アシザワのソリューション
乾式ビーズミル ドライスターと湿式ビーズミル スターミルLMZとの組み合わせ(エコ粉砕)により、湿式ビーズミルのみを使用した処理と比較して、目標粒径までの運転時間が短縮され、消費電力を大幅に削減することが可能です。
1. 乾式の衝撃力主体の粉砕で大きい粒子を優先的に粉砕(ミクロンサイズまで)
2. 湿式の摩砕により目標粒径まで粉砕(ナノサイズまで)
以上の手法通り、湿式粉砕の前工程として乾式粉砕を組み合わせることで、効率良く粉砕できます。
推奨ビーズミル
技術データ
湿式のみで処理した場合との比較
対象物:シリカ
[データ解説]
上図より、ドライスター(型式:SDA5)で粗粉砕を行った処理の方が、スターミルLMZ(型式:LMZ2)のみで処理したものと比べて目標粒径に到達するまでに時間が66%短縮、消費電力量が73%削減可能。
また、ドライスターにて粗粉砕を行った処理の方が、最終製品の粒度がシャープであることがわかります。
これらの結果より、湿式粉砕の前に乾式にて粗粉砕を行うことで、粉砕処理時間の短縮、粉砕にかかる電力量の削減、製品の品質向上が期待できます。
さらに摩耗対策にも有効で、特に硬質材料の粉砕においては部品の摩耗寿命を延ばし、コンタミネーションが低減します。